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セタシジミ

ボクの名前は『瀬田しじみ』。  みんなはボクのことを『しじみ坊や』って呼んでます。
おじいちゃんやおばあちゃんに聞いた話だけど、昔はびわ湖にボクの仲間もたくさんいて、みんなのお家でも毎朝のように食べてもらっていたんだって。
最近ではびわ湖の底や水が変わってしまって、めっきりと数が減ってしまって、すごくさびしい気がしてるんだ。
昔は、しじみには体内の毒素を消したり、肝臓を強くしたりする食品として、みんなに重宝がられていたらしいんだって。現在で言うところの健康食品かナ?
しじみには、ボクたち『セタシジミ』以外にも『ヤマトシジミ』、そして海外から輸入されるものも数多く、海外産のものには結構大きなものもあるそうだ。 国内産でみんなにもよく知られているのは宍道湖で獲れる『ヤマトシジミ』ではないかな?。
こうした中でボクたち『セタシジミ』は、今こそ水揚量は少なくなっているけれど、質感、味ともに、みんなから良い評価をもらっている。
 

ところが最近ではいろんな食品がたくさんできて、ボクたち「しじみ」はあまり食べてもらえなくなってきている。「生臭い」とか「砂をかんでいる」とか「小さくて面倒くさい」とか、さんざんなことを言われているけど、 ボクたちもキチッと調理してもらえばそれなりに美味しいんだと思うんだけどなァ…
  みんなが食べることをしなくなったから、びわ湖からボクたちが居なくなっても何とも感じないのかもしれない。びわ湖が健康だったときには、ボクの仲間たちもたくさんびわ湖に住んでいたのにびわ湖が病気になってからはボクたちも少なくなったように思える。 ボクたちをあまり食べなくなってしまったことはしかたがないけれど、びわ湖の本当の姿、健康な体を忘れてしまわないように気をつけてほしいな。
  だって、聞くところによると、びわ湖は日本一大きな湖であるだけでなく、世界でも有数の歴史ある湖らしいんだもん。
  そして、出来たらもう一度、ボクたちをみんなの仲間にしてほしいな。
毎日とは言わないけれど、もっともっとみんなに食べてほしいと思ってる。吸い物やしじみご飯、ほかにもいろんな食べ方があると思う。 みんなでいろいろ試してみて、美味しく食べてちょうだい。きっと健康にもいいと思うから…。
 
 

 「昔は半日で70、80`揚がったが、いまは5`がやっと。年寄りの暇つぶしやなぁ」。 瀬田川河口でセタシジミ漁を続ける瀬田町漁協組合長の岡田 甚一郎さんはしみじみと語る。
  昭和30年代、6,000dあった水揚げは、高度経済成長とともに減り始め、いまは200d前後で低迷を続ける。 特に南湖での激減が目立ち、瀬田川河口では全く獲れない時期もあった。
  「琵琶湖の汚れがみんな瀬田川に集まってくる。シジミの好むきれいな砂地がヘドロに埋まったから減るのは当たり前。 それに 浚渫工事で6bのタマ(シジミ漁用の網)が使えないほど川底が深くなった。光が届かないところではシジミは育たん」と岡田さん。
  セタシジミは琵琶湖固有種。同じ淡水にすむマシジミに比べ殻頂部が大きく盛り上がる。幼貝は美しい黄緑色で、褐色の親貝になっても格調高い光沢がある。 味も良く「何とも言えぬ出汁がでるので、東京の築地では他のシジミに混ぜて売るだけで高値がつく」と県漁連は胸を張る。
  県水産試験場は昭和63年から本格的なセタシジミ復活作戦に取り組んでいる。すでに人工ふ化技術は確立。昨年はふ化したばかりの子貝2億5千万個を試験漁場に放流した。 シジミが繁殖するには一定の密度が必要で、親貝になる3年前、縄文時代中期前半(4500年前)の大規模な貝塚が見つかり話題になった。 これまでの選別作業によると、貝殻の9割はセタシジミ。いまではみられない4a近い大型が多数混じっている、という。セタシジミを貝塚でしか語れない時代だけは願い下げにしたい。 (93.9.18  京都新聞から)
 
 
 
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